家づくりアドバイザーのスマイルブログ
いつも有り難うございます。
今日も住宅ローンのお話です。
住宅ローンを利用するときに、よく耳にする言葉の一つに、総返済負担率というものがあります。
これは、収入に対する各種ローン返済額の割合のことで、住宅ローンを安心して利用するためには、この割合を一定以内におさめる必要があります。
住宅金融支援機構の住宅ローンを例に考えて見ましょう。
住宅ローンの審査をするときに、月収が月返済額の5倍以上であるか、総返済負担率は何%かを見ます。
この総返済負担率は、下記の計算式で求められます。
(住宅取得に必要な借入金の年間返済額の1/12+今回の住宅取得以外の借入金の年間返済額の1/12)÷申込本人の年収(+収入合算者の年収)の1/12
ややこしいので簡単に説明すると、年収360万円のAさんが、車のローンを月々2万円返済しながら、年間返済額84万円の住宅ローンを利用すると・・・
(84÷12+2)÷(360÷12)=10÷30=0.3
つまり、総返済負担率は30%となります。
住宅金融支援機構の住宅ローンでは総返済負担率を、年収300万円未満の場合は25パーセント、年収300〜400万円は30パーセント、400〜700万円は35パーセント、700万円以上は40パーセントにおさめることを目安としているので、この人は利用することができます。
この総返済負担率の目安は、金融機関によって異なりますが、注意してください。
計算上では、上記の例のAさんは住宅ローンは利用できますが、年収360万円の人が月々10万円を返済に充てることができるでしょうか。
おそらくぎりぎりの生活を強いられることになるでしょう。
総返済負担率は目安のひとつに過ぎないことを覚えておいてください。
お役にたてたでしょうか?
それでは!!