家づくりアドバイザーのスマイルブログ
今日はちょっとした雑学のご披露です。
まずは、簡単なところから(^^)
「畳の敷き方」
なぜ、畳は同じ方向に敷かないのか?
同じ方向に敷けば掃除が楽なのに・・・?
これは、通常(いつもご覧頂いている)敷き方を『祝儀敷き』といい、
また本来『祝儀敷き』は婚礼や祝い事の時の敷き方です。
茶道では畳の敷き方・畳縁がお手前に重要な役割を果たしています。
畳縁を踏まないこともお手前の作法です。床の間の前に敷く畳は床の間に
平行に敷くことが基本になっています。
そして同じ方向に揃える敷き方を『不祝儀敷き』と呼びます。
不祝儀敷きは・・・畳の角が十字になるように同じ方向に畳を並べる敷き方(四隅が合うこと)
から【死】を連想し忌み嫌われてきました。
以前は、行事ごとに畳の向きを敷き変えていました。
例えば、普段は“祝儀敷き”にしていて、葬儀など縁起の悪いときには“不祝儀敷き”に、
敷き換えを行いました。
現在は、同じ6帖間でも一つ一つ違うためあまりされていません。
この話は、昔知り合いの大工さんに教えてもらった話しだったのですが、
「畳の敷き方は“縁”が『卍』の形になると縁起が悪いから!」
・・・と教わり
確かに枚数が多いと卍の形になるのですが、
少ないとならない?何でだろう・・・?
・・・少なければ良いのか?
と疑問に思っていたのを覚えています。
あの大工さんが教えてくれたのはウソ?だったのかな(^^;)
ちょっとした雑学ですが、話題の一つになれば幸いです。(^^)/
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